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くも膜下出血 症状 腰がすごく痛い 未破裂脳動脈りゅう 林寛之

NHK「総合診療医ドクターG」【腰痛訴える女性に驚きの診断!
ER専門医が救急の極意を伝える!何?サルも聴診器】

◎ドクターG:林寛之(福井大学医学部附属病院総合診療部救命救急センター医師)
◎書記:山口つかさ医師
◎研修医(医師免許を取得して臨床研修を行なっている医師):
・福田宗弘(東京都・河北総合病院)
・國谷有里(京都府・市立福知山市民病院)
・松本紘太郎(千葉県・亀田総合病院)

第8回 患者の訴え「腰がすごく痛い」

■今回の患者…原さとみさん(38歳女性、広告代理店勤務)

【基礎データ】体温36.5度、血圧150/90、脈拍80回/分、呼吸数20回/分、酸素飽和度98%
 ※酸素飽和度…赤血球中のヘモグロビンのうち、酸素と結合しているヘモグロビンの割合
           正常値は95%以上

【主訴】腰がすごく痛い
患者は、広告代理店に勤める38歳の女性。若手を指導して企画コンペに挑ませ、
見事、受注が決まった。普段、宴席に出ないが、このときばかりはお祝いの会で
お酒を少し口に。酔いつぶれた若手を介抱するため肩を貸したところ、一緒に
転倒してしまった。翌朝、腰がものすごく痛くなり…、病院にかけこんだところ、
ドクターGは意外な病気を診断した!

【診断】くも膜下出血
くも膜下出血は発症すると、死亡率が高いという特徴があります。
くも膜下出血の発症のサインは、突発的に起こる頭痛(吐き気や嘔吐をともなうことがある)です。
脳神経外科ですぐに頭の検査を行う必要があります。

くも膜下出血を起こす主な原因が、血管の壁が膨らんでできる未破裂脳動脈りゅうです。
特徴は、自覚症状がなく、健康な人でもできます。なぜできるのかは原因不明で、
治療する薬もありません。
 
くも膜下出血は最初の受診で見つかると9割の人が社会復帰できますが、
再発すると5割の人が寝たきりか亡くなります。

今回の患者・原さとみさんは脳内で出血した血液がうたた寝をしている間に
腰まで流れ落ち、炎症を起こしていたと考えられます。

腰痛を訴えていた原さんは、くも膜下出血であると速やかに診断され、
脳の血管を手術し、社会復帰することができました。

症状として麻痺やしびれなどが出ないため、くも膜下出血の診断は問診が命で、
医師は話の聞き方がすごく大事。患者に「頭が痛くなった瞬間に何をしていたか?」
聞くと良いと、今回のドクターG・林寛之医師は話しています。

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