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続発性副腎不全 体がだるい あちこち痛い 疲れる サボり病?

NHK「総合診療医ドクターG」【体のあちこちが痛い!
ストレスだらけの中年▽疲れた…起きづらい…それ、サボり病?】

◎ドクターG:生坂政臣(千葉大学医学部附属病院 総合診療部 医師)
◎書記:片桐美香子医師
◎研修医(医師免許を取得して臨床研修を行なっている医師):
・日比新(京都府・洛和会音羽病院)
・津村明子(兵庫県・神戸大学医学部附属病院)
・井上浩輔(東京都・国立国際医療研究センター)

第10回 患者の訴え「体のあちこちが痛い」

■今回の患者…飯倉孝さん(52歳男性、部品工場副社長)
 ※身長174cm、体重63kg

【基礎データ】体温36.5度、血圧128/84、脈拍回76/分

【主訴】体のあちこちが痛い

患者は、体の調子がおかしいと訴える52歳の男性。
「だるいし、あちこちが痛いし、会社に出るのもつらい。家族からはサボり病と言われ…」。
眠りたくても眠れず、朝は起きづらく…とにかくつらいと訴える。
ドクターGは問診するうちに、男性が半年前に、大手製造メーカーから系列の工場へ
出向したことを知る…。事業の失敗の責任を負わされ“飛ばされた”のだ。
症状や病歴をたどり、ドクターGは問診だけで病気を絞り込んだ!

【診断】続発性副腎不全

副腎皮質機能低下症は、原発性副腎皮質機能低下症と
視床下部・下垂体の障害による副腎皮質刺激ホルモン
(adrenocorticotropic hormone : ACTH)分泌不全により
副腎不全をきたす続発性副腎機能低下症に大別されます。

日本人に原発性副腎皮質機能低下症が発症する頻度は少なく、
副腎不全の多くは続発性副腎皮質機能低下症で、色素沈着を伴いません。

今回の患者・飯倉孝さんは、その後の検査の結果、副腎そのものには
異常はなく、ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌だけが欠乏している
ことがわかり、続発性副腎不全と診断されました。

飯倉さんはコルチゾール(副腎皮質ホルモン)を薬で投与することで
体調が回復、関節痛は数日以内になくなり、うつ症状も数週間以内に
完全に良くなり、元の生活に戻ることができました。

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