テレビ朝日「たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学」
【名医が警告!日本人がいま気をつけるべき病ランキング大公開
■【婦人科】
※解説:上坊敏子(相模野病院婦人科腫瘍センター長)
●50歳以上の女性が気をつけるべき病ランキング
相模野病院の上坊敏子先生が「50歳以上の女性が気をつけるべき病ランキング」を発表。
第3位は子宮頸がんで、ヒトパピローマウイルスの感染で引き起こされる。
ヒトパピローマウイルスはがん化させるスピードが非常に遅いため、
性交渉が無くなったからと言って安心できない。
第2位は子宮体がん。子宮体がんはエストロゲンにさらされ続けることが主な原因で、
妊娠するとエストロゲンの影響が低下するため、子宮体がんのリスクは減ると言われているが、
少子化の影響で妊娠しない女性が増えている。特に太っている人は高エストロゲン状態に
なりやすいという。
第1位は卵巣がん。卵巣がんは卵巣が何らかの原因でがん化する病気で、
進行がとても速く死亡率も高い。卵巣がんを誘発すると言われる病気は
日本人女性の約260万人が患っており、その病気を患ったという女性・
西川安子さん(65歳)の実際の症状をVTRで再現。
【症状】腰の重い痛み
その病気は子宮内膜症。子宮内膜症は子宮内膜が子宮以外に飛んで移植され活動する病気で、
子宮以外に飛んだ内膜から出血し内膜症の部分で炎症が起きると臓器同士を癒着させたりする。
実際に卵巣がんの約18%から卵巣内に子宮内膜症が見つかっている。
●50代以上も要注意 子宮内膜症があったかどうか見分ける方法公開!
上坊敏子が卵巣がんを引き起こす子宮内膜症を見分ける方法を解説。
子宮内膜症は閉経すると症状が治まってしまい、閉経すると婦人科の病気に
ならないと誤解している人も多いという。
上坊先生によると子宮内膜症は過去の月経痛で見分けることができ、
特徴的な痛み方3つのうち、1つでも当てはまれば子宮内膜症の可能性がある。
【月経痛で分かる!子宮内膜症チェック】
※1つでも当てはまれば子宮内膜症の可能性あり
(1)痛みがひどくて鎮痛薬を飲むことがある
(2)年齢と共に痛みがひどくなった
(3)月経が終わっても数日痛みが続く